エコツーリズムガイド

山中湖村を案内するガイドの役割

 山中湖村のガイド(注1)は、訪れた人が自然と文化を十分に楽しむことをお手伝いする案内人です。
では、その「楽しむ」ことをお手伝いすることとはどのようなことでしょうか。私たちはこのように考えています。まず一つ目は、知的好奇心を満たして頂くことです。案内人が間に入ることによって来訪者自身に新しい発見や気づきが生まれるようにしたいと考えています。二つ目は、体全部の感覚で楽しんでいただくことです。視覚だけでなく、さまざまな感覚が刺激されることで眠っていた感性が動かされ、体験することの楽しさや歓びを感じて頂きたいのです。もちろん、こうした体験は知的好奇心と切り離されたものではなく、互いに相乗効果をもたらすものと考えています。そして三つ目は、ガイドが案内する上で大前提ともいえるツアーの安全管理です。安心できる雰囲気があって初めて存分に「楽しむ」ことが出来ます。さらに四つ目は、ガイドツアーに参加された方々の交流の場を創ることです。ツアーでは初めて会う人と行動をともにすることもありますが、そのような状況では誰しもが緊張するものです。その氷のように固くなった気持ちを解きほぐすことをお手伝いし、「楽しむ」を満喫していただけるようにしたいのです。
 そのほか、山中湖村の自然や文化を保護、管理するという面でもガイドの役割は重要です。その役割とは、次に訪れる人のために、案内人自身が希少動植物などの自然資源や史跡などの文化資源をしっかりと監視することです。こうすることで、次の世代の子供たちやさらに次の世代にまで貴重な資源を引き継ぐことができると考えています。また、自然を解説する際にその自然の特徴をお伝えすることで、何に気をつけて訪れ、どのように振る舞うべきかを知ることが出来ます。それによって、ツアー自体が大きな負荷を自然にかけてしまうのを未然に防ぐことができるのではないでしょうか。

(注1)ガイド=案内人、案内者



NPO法人富士山ネイチャークラブ
難波清芽
NPO法人アースバウンダー
小野俊彦
NPO法人富士山自然学校
渡辺長敬


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